"オレの!BOOWY BEST10 "ということなんだけど、いやいや、BOOWYの曲は名曲揃いで、とても10曲やそこらの話ではない。でも敢えて自分が好きなBOOWYの楽曲を10曲選んだらどうなるだろう?ということで、このコーナーを作ってみた。
選考基準は、純粋に、自分が好きでよく聴くBOOWYの曲だというのが基本。BEST4まではみんなとだいたい同じだろうけど、BEST5からはかなり"オレ色"が強くなっているぞ。みんなも"オレのBOOWY BEST10"決めてみて。きっと個性が出て面白いだろうね。
1位 B・BLUE
作詞:氷室京介 作曲:布袋寅泰
実は個人的にBEST1は"わがままジュリエット"なんだ。でも、「BOOWYってどんなバンド?」って考えたときに、総合的に考えて1位は"B・BLUE"だと思ったんだよね。BOOWYってやっぱり、布袋の楽曲に氷室の歌詞なんだよね。これぞ布袋のリズムで、これぞ氷室の歌詞、これぞBOOWYって言える代表的な曲って何だ?と考えたら、"B・BLUE"がナンバー1だと思うんだ。というわけで、栄えある1位は"B・BLUE"。PVがシンプルなんだけどこれまたかっこいいんだ。
2位 わがままジュリエット
作詞:氷室京介 作曲:氷室京介
個人的には1位なんだけどBOWWY全体を考えて2位とした。BOOWYと言えば、布袋の楽曲と氷室の歌詞によるものが代表的なんだけど、実は氷室による作詞・作曲の曲があってこそBOOWYなのだ。その代表的な曲が"わがままジュリエット"。布袋の曲がわかりやすいのに対して、氷室の曲は独特な世界がある。"わがまま~"は氷室にしか作ることの出来ない名曲だ。 ♪ 泣き顔でスマイル・・・ まだまだ初期のBOOWYを感じることの出来る最高の一曲だ。
3位 ONLY YOU
作詞:氷室京介 作曲:布袋寅泰
♪ いつも愛はすり抜けたけれど 傷つくことにおびえないで・・・ 氷室が、傷ついた愛する人への想いをつづったラブソングでもある"ONLY YOU"が第3位。布袋の作曲で、"B・BLUE"や"Marionette"ほどわかりやすいリズムではないけど、布袋の美しいギターサウンドを聴くことが出来る名曲だ。ラブソングと言えばバラードだけど、それを切れ味のあるアップテンポなビートで表現するところがさすがBOOWY。数少ないテレビ出演での本曲の演奏はほんとかっこ良かったね。
4位 MARIONETTE
作詞:氷室京介 作曲:布袋寅泰
シングルオリコンヒットチャートでは1位を獲得したBOOWYの代表曲のひとつだけど、ここでは4位。もちろん、1位にあげる人もたくさんいることだろう名曲だ。曲調としては、"B・BLUE"のような布袋のわかりやすくノリの良いリズムのある曲だけど、歌詞としては"B・BLUE"のようなラブソングではなく社会に反発したような内容で、ここにきて初期のBOOWYを髣髴とさせるようなツッパリ感でぶつけて行くところが男っぽくて個人的に好きなんだよね。
5位 MEMORY
作詞:氷室京介 作曲:布袋寅泰
ここからはシングルではない曲が並んで行くんだけど、5位は"MEMORY"。ひょっとしたら、シングル曲よりも聴いているかもしれない何度も何度も聴いた名曲だ。 ♪ スーツケースにすべてつめこんで 気が変わらないうちに ここを離れるよ… 別れた女性の幸せを願い、自分は思い出だけを心にとどめ存在は消えてもいいんだという、切なく悲しい男心をヒムロックがつづる。"B・BLUE"や"CLOUDY HEART"でもこういったヒムロックの世界観を観ることが出来る。
6位 JUSTY
作詞:氷室京介 作曲:布袋寅泰
正真正銘"かっこいい曲"がこの"JUSTY"。ノリやリズムだけで言うならシングルにしてもおかしくない一曲。アルバム「PSYCHOPATH」に収録されている"Plastic Bomb"のようなスピード感あふれる楽曲のひとつだ。"B・BLUE”や"Marionette"のように、一度聞いたら忘れられない布袋のリズムサウンド。歌詞の方は氷室ワールド全開なんだけどこれまたかっこいい。氷室と布袋でなければ表現できない世界があるBOOWYの代表曲のひとつだ。
7位 "16"
作詞:氷室京介 作曲:氷室京介
BOOWYの楽曲は多くが作詞氷室、作曲布袋で構成されているんだけど、作詞・作曲 氷室京介の楽曲が全体の30%ほどあり大きな存在感を示している。"わがままジュリエット"や"CLOUDY HEART"がその代表だ。"16"は曲もいいけど、何と言っても歌詞がいい。 ♪ ありったけの金をにぎりしめ 泥だらけの靴で飛び出した 冷たいレールに耳をあてて 都会のノイズ確かめていた いつかのJAMES DEANみたいに行き先なんて決めてないけど 誰も居ないからっぽのイスで新聞にくるまって夢を見る・・・ "16"、最高に良い曲だよ。
8位 CHU-RU-LU
作詞:氷室京介 作曲:氷室京介
この曲はほんと大好きで今でも何度となく聴く。歌の主人公が女性で氷室が女性の立場で歌うという悲しい別れの歌だ。 ♪ "くわえたタバコ捨てて もう一度抱いてよ" その一言が言えたら楽になるのに・・・ 歌詞がほんといい。ヒムロックの楽曲は、布袋の楽曲とはまったく違ったスタイルがある。この"CHU-RU-LU"、前述の"16"、"ハイウェイに乗る前に"など、ちょっとやそっとじゃ真似して歌えない独特のテンポがある。こういった氷室の楽曲と布袋の楽曲が合わさってこそBOOWYなんだよね。
9位 THIS MOMENT
作詞:氷室狂介 作曲:布袋寅泰
BOOWYの数々の楽曲の中で、絶対欠かせないのは布袋のコーラスだ。"THIS MOMENT"はその布袋のコーラスに尽きる一曲。もの悲しいバラードソングに布袋のコーラスが響く。「INSTANT LOVE」は自分の中で上位に入る好きなアルバムで、"FUNNY BOY"や"SYMPHONIC"などのかっこいい曲から、"LONDON GAME"や"TEENAGE EMOTION"などのユニークな曲まで収録されていて、初期のBOOWYを堪能できる1枚だ。そして、この"THIS MOMENT"が、アルバム「INSTANT LOVE」のラストを美しく締めくくっている。
10位 GIVE IT TO ME (LIVE VERSION)
作詞:氷室狂介 作曲:氷室狂介
10位は、"GIVE IT TO ME"。でも、ファーストアルバム「MORAL」に収録されている通常バージョンじゃなくて、ライブバージョンの方。これが好きでねー。始まり方から終わり方まで、なんとも言えない雰囲気があるんだよね。布袋のギターサウンドがパワフルでまた美しい。この曲は、"わがままジュリエット"のシングルのカップリングとして収録されていて、ここでしか聴くことが出来ないレアな一曲だ。もともとこの曲は、BOOWYの初期の曲であって、"氷室狂介"の歌詞が強烈。 ♪ 体がなきゃ 誰がお前を 愛さえなきゃうまくゆくのに・・・ 同アルバムに収録のBOOWYの代表曲"MORAL"にもある ♪ 人の不幸は大好きサ・・・ さながらの人間の本性と仮の姿、心の思いの裏腹さや微妙な葛藤を表現したヒムロックならではの世界観がある。
"GIVE IT TO ME"の通常版が収録されているBOOWYのファーストアルバム「MORAL」。